異なるがん共通の遺伝子標的、新治療薬が承認
国立がん研究センターなどの研究グループは、異なる種類のがんに共通してみられる特定の遺伝子変異を狙い撃ちする治療薬を開発し、国の承認を得たと発表しました。
がんは発生した臓器ごとに治療法が考えられてきましたが、今回の薬は臓器の違いを超えて、同じ遺伝子変異を持つがんに幅広く効果が期待できる点が特徴です。これにより、これまで有効な治療法が乏しかった希少がんや小児がんなど、患者数が少ないがんへの新たな選択肢となる可能性があります。
患者の数が限られるがんは、それぞれに専用の薬を開発することが難しく、治療の道が閉ざされがちでした。共通する原因を標的にするという発想は、こうした患者にとって大きな希望となります。研究グループは、患者数の少ないがんに苦しむ人々の新たな治療につながるとしています。