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消防士、ハチドリのためバスケ無期限中止

アメリカ・アリゾナ州の消防署で、隊員たちが休憩時間の楽しみにしていたバスケットボールを、無期限で取りやめることを決めた。日々、人命救助の最前線に立つ屈強な隊員たちが、あえて自らの娯楽を封じたのには理由がある。 きっかけとなったのは、バスケットボールのゴールに取り付けられたネットだった。その網目の中に、小さなハチドリが巣を作り、卵を産んでいたのだ。もしそのままプレーを続ければ、揺れやボールの衝撃で巣が壊れ、卵や生まれてくる命が危険にさらされてしまう。 そこで隊員たちは話し合い、ハチドリが無事に子育てを終えるまで、そのゴールを使わないことを選んだ。人の命を守ることを使命とする彼らが、今度はてのひらに乗るほど小さな命のために、自分たちの息抜きの時間をそっと譲ったかたちだ。 過酷な現場と隣り合わせで働く消防士たちの、そんな心づかいが多くの人の胸を打っている。ゴールにかかったネットは今、束の間、小さな親鳥のためのゆりかごとなっている。

カラパイア 6月27日

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